院長紹介

ごあいさつ

私はこれまで、大学病院、総合病院、クリニックに勤務し、手術、集中治療、一般及び専門外来診療、訪問診療に携わり多くの患者さんと向き合って参りました。

その中で大学病院での最先端医療、総合病院での高度医療、クリニックでの地域医療を経験し、各医療機関がそれぞれの立場で役割を全うし連携することで患者さんの健康を維持できることを実感しました。

気力体力みなぎる若き日は救命救急の現場で連日の手術や集中治療に情熱を傾けておりました。その一方で訪問診療にも携わり患者さんやそのご家族の医療におけるニーズの多様性に気づかされたのもこの時期です。

その後、水庭クリニックの先代の院長である父の仕事を手伝うことになり、生まれ故郷であり幼少期を過ごした当地に戻りました。

父子で診療することを幼少期から面識のあるご近所の皆さんが喜んでくださり、やりがいを持って地域医療を行う日々を過ごしました。しかし、その方々も確実に歳をとられ、終末期を診させていただいた方もいらっしゃいました。

これまでの当クリニックでの経験から、今後の自分の人生を祖父の代から当地で行ってきた地域医療に捧げる決意をし、医師20年目となる令和６年10月より当クリニックを先代の父から引き継ぐこととなりました。

診療において最も重要であるのは、正確な診断、適切な治療、診断に至らなくとも適切な対処であることは言うまでもありません。私が大切にしていることは、誰でもわかるような平易な言葉で病状や診断へ至るまでの過程、治療内容、その後の考えられる経過などあらゆることを患者さんやご家族にわかりやすく説明することです。患者さんやご家族には病気やそれを取り巻くあらゆることに対して適切に理解していただくことで要らぬ不安を払拭し少しでも安心できる日常生活を過ごせるものと確信しております。

このように近隣にお住まいの方々や働いていらっしゃる皆さんがなんでも気軽に相談できる場所としての当クリニックの役割を果たしたいと考えております。

皆さんの問題やお悩みは、専門性の有無に関わらず、私の持てるものをフル動員して解決いたしますので、どんな小さな不安や疑問でもどうぞ遠慮なくご相談ください。

これからも地域の皆さんの健康を支える伴走者として、誠心誠意努めて参ります。どうぞ末永くご愛顧賜りますようお願い申し上げます。

水庭みずにわクリニック
院長 水庭 宜隆みずにわ よしたか